家事代行おばさんの日記

家事代行のお仕事をしています。家事代行の話や日々のお掃除の話、それから趣味のベランダガーデンのお話を書いています。

楽をしてはいけないからと

 

 

こんにちは。

家事代行おばさんのブログへようこそ。

 

 

 

 

 

 

 

定期契約ではないのだけれど、半年に一度くらいの間隔で呼んでもらっているお宅がある。もう3年くらい。

 

そのお宅には食洗機があるけれど、使われていない。

 

楽をしてはいけないから、使わないのだそう。

 

私を呼ぶ日は特別な日で、

楽をしても良い日、休んでも良い日、らしい。

だから食洗機も、この日だけは使われている。

半年に一度の稼働では、これ動くのかな?いきなり稼働させたら故障するんじゃないかって毎回心配になるけれど、今のところ大丈夫だ。でも食洗機って定期的に使っていないと故障するって言わないですか?昔の話?最近は違うのかな?

 

まあいい。

 

 

この楽をしてはいけない、

でも半年に一度くらいは楽していい、休んでいいというのは、本人がそう決めてやっている事なんだそうだ。

誰に強制されているわけでもなく、本人が、自分で決めてやっている。

自分を律するみたいな、そういう事かな?

 

毎回、これについて詳しく聞いてみたいと思うのだけれど、なかなか聞けずにいる。

どんな聞き方をしていいのかも分からないし。

 

 

対して私は、いかに楽をするか、どれだけ動かずにやれるか、そう考えながら生活をしているから、この楽をしてはいけないのだと、自分を甘やかさない依頼者をかなり尊敬している。真似しようとは全く思わないけれど、尊敬している。

 

私なんかちっともお金は無いくせに、ルンバも食洗機も、日々フル稼働させているし、泡でシュッと噴き出す食器用洗剤も、割高だけれど毎日使う。筒状の深いものを綺麗にするのに凄く便利だ。

カット済みの調理キットも週に何度も使う。

今欲しいものは自動調理鍋と乾燥機能付き洗濯機だ。

洗濯物畳みロボットが発売されれば借金してでも買うつもりだ。

 

選べる時は極力使い捨てのものを選ぶ。エコじゃ無いし、不経済なのはわかっているけれど、楽をしたい気持ちが何よりも強い。

 

もちろん、仕事で伺う現場では大変なこともちゃんとやっている。

洗濯物干しを頼まれた時に、"乾燥機能付いてますからこのまま乾燥まで進めちゃいましょう"なんて事は言わないし、

食洗機のある現場で食器洗いを頼まれたって、"食洗機使ってもいいですか?"とは聞かない。まあ、たいていどの現場でも食洗機使って下さいとは言われるけれど、多分大事な食器なんかを手洗いして欲しいのかな?

ルンバのある家でだって、ちゃんと手動掃除機をかける。ルンバも同時に稼働したら楽なんだけどなーと思っても絶対に言わない。

 

でも自宅では、便利なものはフル稼働。

自分を楽にしてくれるものはフル稼働させるし、

お金が許す範囲で、全て使い捨てのものを使う。

 

 

 

だから、私と正反対の、自ら辛い方を選ぶ依頼者をとてもとても尊敬する。

 

 

彼女のキッチンに置いてあるアクリルタワシは何と、着なくなったセーターを解いたその糸で編んだものだし、キッチンの引き出しの中には生ゴミを捨てるために広告で折られた紙の器が畳んで何枚も収納されている。

 

ケチでやっているのでは無いということは、毎回私のために沢山用意されている清掃用具から分かる。

トイレの拭き取りシートなどの各種拭き取りシート、洗剤もたくさんの種類を用意してくれていて、それぞれに詰め替え分も用意されている。

スポンジもブラシも、毎回新しいものが用意されている。

 

自分は楽をしてはいけないからっ!と、何でも大変な方を選ぶけれど、人には強制しないし、プレッシャーも与えない。こっちに罪悪感も持たせない。

素敵な方です。

 

タワシも生ゴミ入れも、不用品を活用して作り上げているけど、きっと私の知らない他の部分でもそういった手作り品が沢山あるんだろうけれど、彼女が貧乏くささやエコを押し付けてくる様な感じを相手に与えないのは、身につけているものがいつも完璧に美しいせいかな?

無理をしている風ではなく、見栄を張っている風でもなく、もう一見して、誰がみても"良いとこの奥様"だからかな?

凄く綺麗で間違いなく裕福だ!と分かる風貌だけど、一緒にいる相手は惨めな気分にはならない。

何となく皇室の人の雰囲気に似ていると思う。

優しさ、思いやり、優雅、上品、控えめ、とか。そんな言葉が思い浮かぶ。そんな人。

 

次もきっと半年後に呼んでもらえると思う。

それまでまた彼女は楽をせずに、あれもこれも、全て自身でこなし生活を回していくんだろう。

時間に追われている感じは一切なく、サラーッと優雅に家事をこなしていく彼女の様子が目に浮かぶ。

 

 

 

優雅さ、多分私には一生身につかないものだと思う。

でも忙しさやバタバタ感は、なるべく出したく無いなあと、思った。

 

 

 

 

 

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。