家事代行おばさんの日記

家事代行で働くおばさんのブログです。思ったことを色々書いています。2021年1月、パグの女の子が我が家にやってきました。

家事を外注するという事

こんにちは。

家事代行おばさんのブログへようこそ。

 

 

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昨日、

"あなたが家事代行を利用しない理由は何ですか"

というアンケートとその結果を見た。

 

 

アンケート結果によると、家事代行を利用しない理由の第一位は

 

"了解料金が高いから"

 

わかります。

サービスの提供会社にもよるけれど、どんなに安いところでも一回5000円くらいはかかってくるから、だったら我慢して自分でやろうってなりますよね。大部分の人は。

 

 

 

そして第二位

 

"他人に家の中へ入られる事に抵抗がある"

 

うちの母もこれが原因で家事代行を呼べない。

家事代行で働いている私からすれば、私達はお客様ではないのだから、掃除しに来ているんだから何にも気にする事はないんだよ。と、思うけれど、まあ気持ちは分かります。

私も、片付いた部屋でないと人を呼べないタチで、子供の友達がいきなりやってくる事になったら慌てて玄関から廊下を雑巾掛けしちゃうしね。

荷物のピンポンが来ても、やっぱり慌てて玄関を雑巾掛けするし。

だからわからないでもない。

 

いま定期契約で伺っている依頼者様たちだって、初めましての時はみんな室外が片付いていたし。

でも慣れてくると汚れや散らかりを見られる事の抵抗が減って、いまは普通に散らかっているし汚れている。それで良いです。私は片付け掃除で伺っているのだから。

はじめの一歩が大変だと思う。他人に家の中を見せる最初の一歩が。かなり高いハードルだとは思う。

でも慣れます。多分、初回で吹っ切れると思います。

浴室清掃を頼めば、排水溝の外せるパーツは全部外して洗うのだから、多分その家の中の1番汚れている部分を見せる事になり、そこで吹っ切れると思う。

そしてありとあらゆる家事を任せられるようになる。

食べ残しだらけの食器洗いも、腐った野菜が底に沈んだ冷蔵庫のなかのお掃除も、ぐちゃぐちゃの洗濯物も、化粧品の粉や液体が溢れたドレッサー周りのお掃除だって、何でも頼めるようになる。

 

心理的なハードルは、案外早く下がるものです。

まずは一度依頼してみる事です。ここが一番大変でしょうが、一度呼んでしまえばもう大丈夫。あっという間に慣れます。

 

 

 

第三位

"自身もしくは家族間で対応出来ており利用する必要性を感じない"

 

ふむふむ。

 

 

 

第四位

"家事を他人に任せる事に抵抗感、罪悪感がある"

 

 

自分で出来ることは自分で。人任せにしてはならない。という事ですよね。

 

忙しくてもちゃんと出来ている人もいるではないか。

じぶんの母親は○人の子供を育てながら外で働き家事もしっかりとこなしていたではないか。とか。

 

あとは、お金を払って人に掃除をさせるなんて。っていう、人を自分の下に置いてしまう事に罪悪感を抱く人もいますよね。

 

これも、二位の理由の"他人に家に入られる事への抵抗"と同じで、感じるのは最初だけで、初回以降は徐々に慣れてすっかり平気になるものです。

来てくれるスタッフが嫌な思いをしないようにと物凄く気を使ってくれる人もいるけれど、よほど横柄な態度を取られない限り、嫌な気持ちになったり惨めに感じたりする事はないから大丈夫です、こちらは。

まず、プライドが高いような人間はこの仕事を選ばないと思うんです。

だから、人を使う事への罪悪感って、家事代行では感じる必要無いのにな、と思っています。私は。

 

あと自身の母親が忙しい中家事育児仕事を完璧にこなしていた場合、自分だけ楽をするなんて、という罪悪感を感じたりもするでしょう。

でも日常の中の家事負担が少し減るだけで、子供に優しく出来たり、読んであげられる本が一冊増えたり、自身の身繕いに時間をかけられたりと、心の余裕が出て来ます。これって物凄く価値のある事だと思うんです。

 

私は家事代行をしていて、依頼者に対して羨ましいなーと思うのはここです。

子供と過ごす時間を増やせたり、自身に時間を使える事。

自分の子供が小さい時に、こんな風に家事代行を頼めていたらどんなに良かっただろうと思います。

"ちょっと待ってて"とか、"後でね"ばかり言っていた私の子育て期。

家事代行、頼めていたら良かったなあと思います。

 

まあ私の場合は金銭的な問題で頼めなかっただけですが。

 

 

 

そして第五位

"セキュリティの不安"

 

何か壊されたり、盗まれたり、それからプライバシー情報の漏れなどですね。

 

 

物損事故は、大抵の代行会社は保険に入っているので金銭的なカバーはされますが、思い出の品だったり、二度と手に入らないものだったりした場合はどうにもなりません。なので、そういったものは家事代行が入る日は片付けておく必要があります。

もしくは初めにここは触らないようにとお願いしておくと良いです。

入ってはいけない部屋、触れてはいけないエリアをあらかじめ伝えてもらえると、こちらとしても作業しやすいです。

 

そして盗難。

まず無い事ですが、以前とある芸能人宅の家政婦が盗難をしていた事がニュースになりました。

家事代行をしている人間としては、1番気を付けている部分なのですが。

なぜなら、現場で何か紛失した場合、疑われるのは自分だけです。他にいません。自分だけです。

それを一番理解しているのは家事代行のスタッフ自身です。

なので、現場で貴重品が目につく場所にあると、それは大きな心の負担になります。

床に小銭が落ちていても、洗面台に外したアクセサリーが置いてあっても同じです。

 

依頼された作業箇所にこういった貴重品が置いてある場合、扱いに困ります。退かさなくては作業出来ないが、こちらが触った形跡を残すと、あらぬ疑いをかけられてしまうのでは無いかと不安になるのです。

 

ですので、これはお互いのために、貴重品は目につかないところにしまっておく。出来る事なら鍵付きの場所へ。保管した収納は家事代行のスタッフが触れない場所へ。出来れば入ってはいけない部屋を作りそこへ置くようして貰えれば完璧です。安心して作業出来ます。

 

 

 

 

 

以上、家事代行を利用しない理由ランキング一位〜五位とそれを見た私の意見感想でした。

少しは家事代行に対する心理的なハードルを下げられたでしょうか?

 

 

 

では、今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

 

家事代行おばさん