家事代行おばさんの日記

家事代行のお仕事をしています。家事代行の話や日々のお掃除の話、それから趣味のベランダガーデンのお話を書いています。

良いサービスの受け方

こんにちは。

家事代行おばさんのブログへようこそ。

 

 

 

 

 

 

まだまだ休みなく働いています。

次の月曜日、ようやく休みになります。

あと少し!

 

 

 

 

昨日の現場は定期で伺い始めて3年目のお宅。

受け持ちの中で一番安い金額で働いている現場。

 

なんだか嫌だな、と思ったら、あれこれ理由をつけては現場を降りる私が、恐ろしく安い給料にも関わらず降りずに続けている現場。

 

理由はひとつ。

 

 

 

ありがとうが嬉しい。

 

お礼を伝えてくれる依頼者はとても多いけれど、この現場の奥様の"ありがとう"は何故かめちゃくちゃ心に響くのだ。

 

 

安ーい報酬にも関わらず、彼女にありがとうを言われてしまうとどの高報酬の現場よりも力が入ってしまう。

 

お礼の伝え方が上手いのか。

 

人を操る才能があるのか。

 

 

 

とにかく頑張ってしまう、この現場は。

 

彼女に礼を言われてると、次はもっと喜んでもらいたい。と毎回思うのだ。

 

だから毎回毎回、どんどん仕上がりが良くなっていく。

 

 

 

 

 

 

ちょっと捻くれているかもしれないけれど、

例えば他の現場で、

 

「前回お風呂を掃除していただいたときに、天井までピカピカにして頂けてとても良かったです!!」

 

なんて言われてしまうと、その方の期待値が急上昇しているのを感じ取ってしまうと、少しレベルを下げた仕上がりにしてしまう事がある。

 

"毎回そんな高いレベルだと思われたくない、望まれたくない"という気持ちが働いてしまって。

 

 

体調や気分のノリによって、確かに恐ろしく美しい仕上がりになる事はある。どんな仕事の人もそうだと思うけれど、なんかすっごい良く出来ちゃう時。

でも次もそれを期待されちゃうのは嫌だなっていう。

 

もちろん手を抜こうとか、適当にしようとか、そんな事を考えたりはしない。毎回ちゃんとやる。

でも私の"ちゃんと"はこのくらいだよって。めっちゃピカピカキラキラがいつもの"ちゃんと"ではないんだよって。

 

 

 

 

昨日の現場の彼女はそれをさせない。

もっとピカピカにさせてもらいたい!!!

と、思わせる。

彼女の"ありがとう"にはそんな不思議な力がある。

 

 

毎月月末に、沢山の支払いを済ませて来月の金勘定をしているとき、この現場をそろそろ降りようかと考える。

とにかく貰える金額が少ないから。 

凄くいいお客さんなんだけど、やっぱお金には変えられないよな、今から新しく取る現場なら倍の金額がみこめるんだけどな。なんて毎月毎月思ってる。

 

でも現場に入ると、来てよかったなーと思うのだ。

 

彼女に"いつもありがとうございます"なんて言われると、

 

"いやいや、こちらこそありがとうございます。長い間私を切らずにありがとうございます。今日も前回以上に綺麗にしていきますので、これからもよろしくお願いします"なんていう気持ちになっている。

 

 

3年通っているけれど、何人家族かもわからない。

大体4人かなーって、食器や歯ブラシの本数から推測しているけれど、実際のところはわからない。

 

性別も顔もわからない彼女の家族にも、喜んでもらいたいなと思ってしまう。毎回。

 

洗面台を掃除している時。

この洗面所を最初に使うのは誰だろう?ご主人は夕方帰ってくるんだろうか?

子供はいるとしたら大学生以上だろう。帰りはバイトなんかあって遅いんだろうか?

 

ピカピカの鏡、ピカピカの蛇口、ツルツルの洗面ボール、綺麗に整えられたタオルに気づいてもらえるだろうか?

 

あ!今日は代行さんが来たんだね!と、気づいてもらえるだろうか。

 

そうだ、玄関に入って、正面にある絵画の周りを綺麗にしてみようか、なんて思って額縁を払ったり、周りの壁を拭いてみたりする。

 

彼女にありがとうを言われると、他の家族にも喜んでもらいたくなり、あっちもこっちも、更に向こうとその向こう。と、どんどん掃除の範囲が広がっていく。

良い仕事ができる。他のどんな現場よりも。

 

 

 

 

 

感謝の気持ちを上手に伝えたり、感謝がうまく伝わるような振る舞いを、私は出来ているのだろうかと考える。

 

エアコンクリーニングに業者を呼んだ時、

給湯器の修理で業者にお願いした時、

私も彼女のような振る舞いが出来ていたら、もっと満足のいく結果になっていたのではないか。

 

エアコンの時も給湯器の時も、もう少しこうしてくれたら良かったのに。次は他に頼もう。そう感じた。

でも、私が彼らに良いパフォーマンスをさせられなかっただけなのかもしれない。

 

良い仕事をしたいと思わせられるような客ではなかったのかもしれない。 

 

 

 

彼女の家での私の仕事ぶりを思うと、私は客としてはあまり優秀ではないのだなと気づかされる。

 

これからも彼女からサービスを受ける姿勢を学んでいきたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。